「野生動物と人間が共生する社会を目指して」
里山の獣害対策に取り組むNPO団体のブランディング

里山地域で多発し地域や社会課題となっている「獣害」。甲斐けもの社中は、その問題に対し、「野生動物と人がぶつかりあわない環境をつくることこそ獣害対策」という考えのもと、“人と野生動物の共生”を目指して獣害対策に取り組むNPO団体。

生態系への知識やICT技術を駆使しながら的確な対策を行ったり、地域に住む人々とのワークショップで住む人も獣害を予防するための取り組みなどを行ったりしている。

団体のパンフレット制作から、様々なPR・イベントなどに取り組んだ。

甲斐けもの社中

表紙は団体のVIとして黄色を採用した。「注意」などの意味だけでなく、地域が明るくなるようにという願いを込めた。
甲斐けもの社中と沢山の対話などを重ねる中で、取り組みや想いをどのような言葉で表現するかを徹底的に考えた。獣害対策を通して自分たちの生活や街のことを見つめることで豊かな「生きがい」を見つけていくということをスローガンに表現した。
事業内容に関しても、理解を深めながら甲斐けもの社中の顧客となる自治体や地域のニーズを想像ながら、言語的・視覚的な整理を行った。
賛助会員向けの会報誌の制作。ノートをモチーフに、子供が読んでも大人が読んでもわかりやすい内容にしている。クイズ形式やイラストで獣害のことをや野生動物のことを楽しく学べる。
PRイベントの広報。「獣を狩るだけが対策じゃない」をテーマに、獣害を誘引する放棄果樹の収穫を行うイベント。広報から運営までをサポートした。
獣害×印伝のコラボイベントの企画実施。山梨の産品として根強い人気を誇る伝統工芸品「印伝」。鹿革に漆で模様付けするという産業の背景には、様々な課題が。また、一方で地域には獣害という社会課題が存在しており、そのふたつを掛け合わせたイベントを開催することで、気付きや意識付けのきっかけを促すイベントを開催。
日本最大のニュースアプリ SmartNewsのNPO支援プログラム「ATLAS Program」に全国123団体の中から注目の10団体として採択される。
全国の素晴らしい活動を行うNPOやソーシャルセクターの方々と交流。SmartNewsアプリなどに広告を掲載する支援を受けるなど、日本全国に活動を知ってもらうきっかけとなった。

甲斐けもの社中

CREDIT

CLIENT
甲斐けもの社中
プランナー/編集
宮川 史織
デザイン
篠 鉄平

NPO・福祉団体・民間団体など

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